代表取締役社長 堆 誠一郎

TAKARA & COグループのサステナビリティ

当社グループは、ディスクロージャー関連サービスを中心とする価値提供を通じ、上場企業をはじめ多くのお客様からの厚い信頼をいただき、成長を遂げてきました。現在では持株会社体制の下、お客様の企業価値向上をより広範囲にサポートすべく、専門性の高いサービスを提供するコンサルティングファームとしての企業グループに進化していく方向性を打ち出しています。
当社グループは、お客様との信頼関係の深耕に努め、新たな提供価値を生み出していく土壌を築きながら業績の向上を図るとともに、コンプライアンス、社会環境や安全性に十分配慮し、企業価値の向上に努めることを経営の基本方針とし、未来に向けてすべてのステークホルダーの皆様とともに発展してまいります。

「見えない資産」を磨き上げることが社会的使命を果たす鍵になる

私は、創業者から引き継がれる当社グループ創業の原点である「専門知識を活かして皆さんのお役に立ちたい」を忘れず、従業員一人ひとりが社会的な責任の重要性を深く認識し、お客様の信頼を獲得するとともに、お客様の立場に寄り添った行動ができる環境をつくり、組織の力を高めていく経営を行うことこそが、当社の企業価値の源泉であると考えています。
この創業の原点の愚直な実践と、ステークホルダーの皆様からの信頼がこれまで歩んできた歴史と実績であり、今日当社グループの事業基盤と顧客基盤および信頼を獲得できた価値創造の源泉と認識しています。この理念の実践のために努力を続けてこられた先人の研鑚の積み重ねとそれを引き継ぎ、さらに磨きをかけている現役諸氏の力、すなわち、当社グループのDNAと人財力こそが「見えない資産」です。この資産をさらに磨き上げ、経営理念に掲げた「社会の公器としての使命を果たす」企業となることが当社の目指す姿であると私は考えています。

TAKARA & COグループが遠い未来に存在し続けるために

深刻化する超高齢化社会の到来、そして労働人口の減少が大きな課題となるなか、一方でIT化やAI、IoTなどが代表する第四次産業革命の波は大きくなっています。事業環境が劇的に変化していくなかで、私たちが持続的に成長し、社会とともに存続し続けていくためには、「見えない資産」をブラッシュアップすることこそ、現在の当社グループの大きな課題の一つと言えます。
社会にとってなくてはならない企業であるために、私たちは創業時の原点を忘れずに「顧客第一」の実践を推進するとともに、イノベーティブな人財を育成し、事業環境の変化に柔軟に対応するレジリエントな組織へと昇華させていく必要があると考えます。当社グループが社会とともにあるために、「見えない資産」を磨き上げる活動のなかに解が見いだせるものと信じています。

代表取締役社長
堆 誠一郎