人権と多様性の尊重

当社グループでは「人権の尊重」を掲げ、不当な差別を排除し、公正な企業活動を行う方針を全社員に周知しています。また、ダイバーシティへの取り組みを進めるため、2009年に宝印刷で「ダイバーシティプロジェクト」を立ち上げました。現在は、テレワークの推進や男性の育児休業の理解促進、自己啓発座談会の実施など、多様性を受け入れる活動を展開しています。今年度は、これらの活動をグループ全体に広げ、「お互い様」の精神を持ち、互いを尊重し認め合うことで、企業の成長を促進することを目指します。全従業員が多様性を受容し、新たな気づきを得られる環境を創出し続けます。
そのためにも、働きやすい環境の醸成を継続して行う必要があります。
例えば、個々の社員が持つ不安感を解消する取り組みは、働きやすい環境を整える上で重要な要素になると考えます。人事部では、新卒者およびキャリア採用者に対して、入社後一年間、定期かつ不定期に個別面談を適宜実施し、各々が、慣れない環境において感じる悩みや課題感等について面談を通して把握します。ここで得た情報は、本人の希望に配慮した上で部門へフィードバックし、マネジメントの参考としています。人事部と部門が双方でアプローチすることで、不安を抱えたままにならないよう配慮しています。働く上で生じる様々な思いについて、限度はあるものの出来得る限り寄り添うことを意識することで、個々の個性を生かした人材活用を目指しています。

男性の育児休業取得に関する支援

宝印刷では、ダイバーシティ推進プロジェクトの一環として、男性の育児休業に対する理解促進を図ってきました。社内報への記事掲載などで制度の理解を深め、2023年2月には育児休業規程を改正し、配偶者の出産時に連続5日間の有給育児休業を付与する制度を導入しました。これにより、平日5日間の有給の育児休業を取得し、土日を含めて最大9日間の連続休業が可能となり、取得率100%を継続している状況です。
今後は、男性育児休業のさらなる取得促進を目指し、全社の意識啓蒙を推進します。また、女性社員がライフイベントを理由にキャリアプランが描けないことがないよう、待遇面の公平性を担保しつつ適切な制度を維持していきます。これにより、全従業員が安心して働ける環境を整備し、多様性を尊重した企業文化をさらに強化してまいります。

社内報による男性育児休業の周知

女性活躍推進

当社では、性別に関わらずすべての社員が最大限に能力を発揮できるよう、働きやすい職場環境の整備とキャリア形成支援に努めております。多様な視点や価値観を経営に活かすべく、ワークライフバランスの推進や研修制度の充実を図り、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指してまいります。

女性管理職比率

過去3年間の女性管理職比率は20%前後を推移しており、組織の意思決定層における多様性の確保を着実に維持しています。今後は維持にとどまらず、次世代の女性リーダー育成プログラムの拡充や意欲に応じたキャリアアップ支援を強化し、より多くの女性社員が自分らしく挑戦し、活躍できる環境づくりを加速させてまいります。

項目 2024/5 2025/5 2026/5
管理職率(%) 21.7 18.6 20.2

男女間賃金格差

当社の賃金体系は、性別を問わず担う役割や成果に基づいた公正な評価・処遇を徹底しており性別による賃金の額の差異は設けておりません。男女の賃金の額の差異の要因としましては、設定給与水準が高くなる管理職において女性労働者の比率が低いことや、非管理職では、勤続年数の長い労働者において男性労働者が占める割合が多くなっていること、パート・有期労働者では、定年退職後に再雇用されたプロフェッショナル人材において男性労働者が占める割合が同様に多くなっていることのほか、女性労働者に時短勤務者が多いことなどが挙げられます。今後も多様なライフスタイルとキャリアの両立をバックアップし、すべての人材が活躍できる環境整備を継続して進めてまいります。

項目 2024/5 2025/5 2026/5
賃金比(%) 71.6 71.4 69.7

(注) 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

男性の育児休業取得率

当社における男性社員の育児休業取得率は近年増加を続け、取得率100%を継続している状況です。性別を問わず育児に参加することが当たり前の企業風土が定着しつつあります。今後も、すべての社員が仕事と家庭を両立し、安心して長期的に活躍できる職場環境の改善と維持に継続して取り組んでまいります。

項目 2024/5 2025/5 2026/5
取得率(%) 76.9 100 100