専門知識やノウハウの蓄積
知識を付加価値として提供するビジネスモデルを根幹とする当社グループにとって、専門知識やノウハウの蓄積など知的資本の強化は持続的成長に欠かせない要素です。会社法・金商法などの開示制度の改正だけではなく、新たな価値をお客様に提供するための知見の積み上げは、私たちの使命を全うするために必要な取り組みです。
主な取り組み
- 金商法研究
- IFRS支援
- グローバルオファリング
- システム開発
- IPO支援
- 法定開示書類制作支援
- 各種コンサルティング
- 株主総会支援
- 通訳・翻訳における教育事業
- IR支援
- 会社法研究
- WEB制作支援
- 法定書類翻訳
重要テーマ
- 専門知識の研鑽
- グループ各社の特性を活かしたイノベーションの実現
- お客様への適時適切な情報提供
人材育成方針の策定
当社グループが価値を創出していくための重要基盤は「人材」です。この「人材」には、当社グループの役職員だけではなく、事業に係わる協力パートナーを含むすべての人材が含まれています。2030年に向けたあるべき姿の実現に向け、人的資本の持続的な成長と信頼関係の発展を図ることを目的として、目指す人材像を明文化するとともに人材育成方針を策定しています。

ディスクロージャー分野における専門知識の蓄積
当社グループの中核企業である宝印刷は、お客様の窓口となる営業担当者、情報提供やチェックを担う研究部門のほか、制作・印刷部門や開示支援ツールの開発・サポート部門まで、開示書類を熟知した専門家集団です。毎年のように改正される法令や、一つの改正が様々な箇所に影響を及ぼすことも多く、お客様に付加価値を提供するためにも、記載項目間の関係性まで詳細に理解しなければなりません。
宝印刷では、こうした知識習得のために必要な知識の見える化を図りながら多角的な研修や勉強会を各部門において頻繁に実施していますが、業務状況により勉強会に参加できないなど、機会の平等が課題のひとつとなっていました。そこで、顧客向けセミナーや社内勉強会などの動画を取りまとめたポータルサイト「セミナー、勉強会まとめサイト」を設置、個人の予定に合わせていつでも自己研鑽できる仕組みを整えました。また、DX化などの社会の潮流に対応できる人材を育成するため、宝印刷グループ社員のICTリテラシー強化などを目的としたナレッジサイト「Better」も公開され、イノベーションの創出や生産性の向上を目的とした情報共有も実施されています。実務における知識の深耕はもちろんのこと、2024年度より次のとおり教育・研修体制を整理・体系化し、お客様の課題解決に貢献できるソリューションの創出に向けて、更なる専門知識の習得、個人資質アップに注力していきます。
社員区分別の研修の体系
専門力強化

個人資質アップ

グローバルにお客様を支えるスキル・ノウハウの向上
コロナ禍を経て翻訳・通訳に関するお客様からのご相談が増加傾向にあります。当社グループは、官公庁からの信頼も厚いサイマル・インターナショナル、APEC域内にフォーカスを当て実績を積み上げているトランスレイシア・ホールディングス、翻訳とローカライズに強い十印と、ことばに関するすべてのニーズに応える体制を構築しています。官公庁や上場企業をはじめとするお客様の多様なニーズに応えるために、翻訳・通訳に関してのスキルやノウハウの向上に日々努めています。例えば、通訳・翻訳に特化した人材派遣/人材紹介サービス会社であるサイマル・ビジネスコミュニケーションズでは、通訳者が講師となり通訳業務についての研修を行うなど、提供するサービスの質向上に努めています。